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痔にボラギノールは有効なのでしょうか?
痔の薬(市販薬)の2大ブランドの1つはボラギノールです。
痔のくすりのボラギノールには、、、
Aシリーズ(座薬、注入軟膏、軟膏)と
Mシリーズ(座薬、軟膏)の2種類があります。
ボラギノールAとMの違いは一見色違いなだけで、「何が違うの?」となります。
薬局の方でもパッと見ただけでは、中身の違いは細かくはわかりにくいのかもしれません。
パッケージの説明を見ても同じ内容しか記載していません。
ですが、決定的な違いは「ステロイド」が含有されているか、いないかの違いです。
黄色のボラギノールにはステロイドの「酢酸プレドニゾロン」が含有されている。
緑色のボラギノールには非ステロイド(ステロイドは含有されていない)となっています。
ボラギノールAに使用されているステロイド(副腎皮質ホルモン)の種類は、
「酢酸プレドニゾロン」という種類を使用しています。
ボラギノールAに含有されているステロイド「酢酸プレドニゾロン」の作用は、
炎症を抑え、出血、腫れ、かゆみを抑えます。
ステロイドは、抗炎症作用が強く、特に腫脹(はれ)に効果があります。
ただし、ステロイドは強力な分、副作用の恐れもありますので、長期間は避けてください。
ステロイド(酢酸プレドニゾロン)副作用は?
現在、炎症を抑える最も強力な作用をもつ薬で、
ほかにも多くの作用があることから、さまざまな病気や症状の治療に使われています。
しかし、作用が強力なため、
大量に使用したり、長期間使用すると、重大な副作用を招く可能性があります。
このため、ほかの薬では効果のない重症の場合に使用されるケースがほとんどです。
その場合でも、あくまでも病気の症状を一時的に抑える目的で使われます。
よく現れる副作用
消化不良
ときに現れる副作用
・視力の低下、
・霧視(むし)(目の前に霧がかかったようになる)
・口の渇き
・頻尿
・食欲の増加
・体重の増加
・神経過敏
・不安
・多幸感(わけもないのに楽しい感じになる)
・睡眠障害など。
まれに現れる副作用
・発疹(ほっしん)
・小児の発育不良
・腱断裂
・内分泌異常
・血栓症
・皮膚のぜい弱化など。
以上のような症状が現れたときは服用を止め、すぐ医師に報告してください。
胃・腹部・背中の痛み、めまい、発熱、食欲不振、筋肉・関節の痛み、
吐き気・嘔吐(おうと)、呼吸促進、しゃっくり、異常な疲れ、異常な体重減少、
硬膜外脂肪腫(こうまくがいしぼうしゅ)、心筋梗塞(こうそく)、脳梗塞、
動脈瘤(どうみゃくりゅう)といった症状が現れたときには服用を中止しましょう。
こうした症状は重大な副作用の前兆のこともあるからです。
さらに、副腎皮質ホルモン剤を長期にわたって、あるいは大量に使用していると、
むくみやムーン・フェイス(満月様顔貌(まんげつようがんぼう))が現れたり、
糖尿病を悪化させたり、感染症にかかりやすくなったり、緑内障、白内障、胃・十二指腸潰瘍をおこしたりします。